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筋萎縮性側索硬化症( ALS )と鍼灸

鍼は筋萎縮性側索硬化症に多くの成果を挙げています

難病治療の鍼灸師 二宮 崇 実績とプロフィール

二宮 崇

私は中国人医師の元で多数臨床経験を積み、銀座で有名でした劉鍼灸院の院長、江原病院鍼灸室長を経て、こちらで治療させていただいております。

元治療院では朝日、毎日、読売、産経等の有力紙に紹介されましたので、日本各地から来院される皆様に大変好評をいただきました。

現に今も遠方より来院くださる方が多数いらっしゃいます。

私は慢性疾患、難病治療の臨床と研究に励み、特にパーキンソン病・網膜色素変性症・脊髄小脳変性症・筋萎縮性側索硬化症・多発性硬化症について深く研究し、実力を養いました。私にとって皆様の慢性疾患、難病克服のために中国のハリ治療をお役立ていただくのが私の念願です。

中国針による難病への治療を行なっています。治療には予約が必要です。

筋萎縮性側索硬化症とは

上位運動ニューロンの障害と下位運動ニューロンの障害いわゆる運動をつかさどる神経だけが神経変性をきたす進行性の疾患です。重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたし手足・のど・舌の筋肉がだんだんやせて力がなくなっていくなどの症状を起こします。

筋萎縮性側索硬化症の診断の手引き

Ⅰ.発病は20歳以降、40代以降が多い。

Ⅱ.発病は緩徐であるが、経過は進行性である。
個人差はあるが2~3年の経過で急速に筋力低下と筋萎縮が進行し、球麻痺(嚥下障害、無声、舌の萎縮)、呼吸筋麻痺になる。

Ⅲ.主症状

①球症状舌の線維束性攣縮・萎縮・麻痺、構音・嚥下障害
②上位ニューロン徴候深部反射亢進、病的反射陽性
③下位ニューロン徴候線維束性攣縮・萎縮・麻痺

初発後、症状の全身への拡大がない場合
①は進行性球麻痺、②は原発性側索硬化症、③は脊髄進行性筋萎縮症と呼ぶ。

ALSの多くは、一側上肢の筋力低下と筋萎縮で始まり、対側にも拡大する。手では母指球筋と骨間筋の萎縮で猿手や鷲手を呈する。

Ⅳ.病型と経過

  1. 上肢の小手筋の萎縮に始まり、全身へ。
  2. 球症状に始まり、全身へ。
  3. 下肢の遠位筋の筋力低下、萎縮に始まり、全身へ。
  4. 片麻痺あるいは対麻痺から全身へ。
    末期まで意識は清明で、感覚、眼瞼や眼球運動と括約筋の障害はなく、褥瘡もできにくい。
  5. 遺伝性を示す例もある。
  6. 原則として、感覚障害、眼球運動障害、直腸膀胱障害、小脳徴候、錐体外路徴候、痴呆を欠く。

東洋医学的な治療としては患者さんの身体の亢進、衰退を意味する虚実にあわせ、促進、補完を手技とするする補瀉技術を用い治療していく。症状の寛解を目標として、経過を追っていく。進行済みの方、進行の速い方には鍼灸での治療は難しい。

鍼灸の治療

鍼は症状の緩和病状の進行を抑えるのが目的

大脳皮質と中心前回

治療困難とされる難病については、東洋医学的なアプローチも盛んに利用されています。特に筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対しては、鍼治療による効果が認められており、症状の緩和、病状の進行を抑える目的で鍼灸院に通う患者さんも多いようです。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)による機能障害は、神経細胞の異常により生じます。鍼によって筋肉や自律神経を刺激することで、血流の改善、神経の活性化を促す効果が期待できるといわれています。ただし、鍼治療はあくまで患者の自己治癒力の向上を目的に行なわれるものです。筋萎縮性側索硬化症(ALS)は進行性の病気であるため、その「悪化を抑える」という目的で鍼が用いられます。完治を目的とした治療ではないということに注意しておきましょう。また、鍼治療さえ受けていれば一般の病院へ行かなくてもよい、というわけでもありません。しっかり医療機関で治療を受けながら、いわばそのサポート的な役割として鍼を利用する、というのが正しい姿勢といえるでしょう。即効性を期待できる性質のものではありませんから、定期的に通院することも必要です。

治療の一環としてマッサージをしてくれる鍼灸院も多いので、ある程度はリハビリ的な効果も期待できるでしょう。加えて、問診、診察、カウンセリングなど、患者の立場に寄り添った個別的な対応も鍼治療の魅力です。腕のいい鍼灸師ほど、患者の話に丁寧に耳を傾け、きめの細かな治療をしてくれます。長い闘病生活の中でも信頼して治療を任せられるような、そんな名医のもとを訪れてみましょう。

鍼灸治療はその人の自然治癒能力を高めます

筋萎縮性側索硬化症は、運動をつかさどる神経だけが神経変性(細胞の死)をきたす疾患です。鍼を刺すことにより筋肉や自律神経を刺激することにより血管が拡張しその結果血流量を改善し神経細胞の変性の進行を防ぐことができます。また鍼を刺すことにより神経を刺激し神経の活性化につながります。

鍼灸治療はその人自身がもっている自然治癒能力を高めて本来持っている力を引き出してくれます。

進行性の病気ですので治すことはできませんが、進行を遅らせるには鍼灸治療も比較的よい効果が見られます

※治療には個人差があります。

鍼灸治療の適応範囲

  • 自立歩行可能な方まで
  • 言語機能が保たれている方まで
  • 胃瘻オペ前まで

治療が有効なのは早期発見出来た方が対象となります。残念ながら麻痺がかなり進んでしまっていると鍼で戻すことは出来ません。

鍼で可能なのは神経伝達を促して、動きをつけることとなります。萎縮が進み拘縮してしまっているとその部分は外し、治療可能な部分にしぼって治療致します。
早期治療に間に合えば、治療後は力が入るようになります。

鍼治療について

最新の東洋医学と西洋医学が融合した全身治療

問診から背中の触診、背部側の鍼治療(15分)、マッサージ、腹部側の鍼治療(15分)という流れの全身治療になります。尚、最新の東洋医学と西洋医学の融合をはかった中医学(中国医学)による電気鍼治療です。

初回は細かな検査や問診が必要になってきますので一時間半位をみておいてください。次回からは一時間程の治療になります。

頭針療法は頭皮に鍼を刺し、脳内の反射を利用した新しい治療法です。

頭鍼療法で使用される治療点

「当院では難病疾患の患者さんには頭針療法という治療法を重視しております。頭針療法は頭皮に鍼を刺し、脳内の反射を利用した治療法です。

頭針療法は中医学の刺針療法と、現代西洋医学の大脳皮質の機能局在に関する理論とを結合させ、頭皮の対応する部位に刺針して病気を治療する新しい方法です。

「頭は精明の府である」 ・「五臓六腑の精気はすべての頭にのぼる」 という理論より、 頭部と人体の各臓腑器官の機能とが密接な関係にあることを説明しています。「形は首が統いる」 という指摘もあり、頭部が全身の四肢百節(形骸)指導者であるとしています。

現代西洋医学の大脳皮質機能局在に関する理論では、大脳皮質について詳細な区分を怠っていて、中医学では、西洋医学の理論と祖国医学の刺針療法とを結合し、大脳皮質と対応する頭皮の投射区に刺針し、一部の中枢神経系の疾患を治療するうえで立派な成績をあげています

鍼治療の流れ

①問診・診察②腹臥位(うつ伏せ)触診③背部側の治療④針に刺激を加えるため電気(パルス)を流す(10分程度)⑤抜針⑥マッサージを加えながら全身状態のチェック⑦頭針治療⑧腹部側の治療⑨カウンセリング

【総院長 二宮診療スケジュール】

総院長 二宮の難病治療をご希望の方は下記勤務表をご覧ください。

※ 完全予約制・初診の方の治療は、平日のみとさせていただきます。

診療日診療場所電話番号
月曜日 大森駅前治療院 03-3768-3033
火曜日 芝浦治療院 03-5445-6600
水曜日 往診
木曜日 月島治療院 03-3531-1233
金曜日 新橋汐留治療院 03-6228-5855
土曜日 月島治療院 03-3531-1233

施術料金

難病鍼灸治療
初診問診料 別途11,000円(税込)
※完全予約制
7,700円(税込) (鍼代含む)

ご予約に関しまして

院長の難病治療をご希望の方は下記勤務表をご覧ください。
また、一般的な鍼灸施術に関しましては、各院、常時鍼灸師在中のため、問題なく診療することができます。


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