線条体黒質変性症はパーキンソン病によく似た症状を示す病気として知られています。事実、パーキンソン病と診断された患者さんが、再診の結果で線条体黒質変性症と判明する、というケースも多いようです。ですから、パーキンソン病によるものと思われる症状があらわれた場合は、線条体黒質変性症である可能性も考慮して、入念に検査を受けた方が良いでしょう。通常、MRI検査において線条体、橋、もしくは小脳の異常を診断されれば、線条体黒質変性症を確認することが可能です。まれな病気ですから、診察、通院はできるだけ線条体黒質変性症治療の経験がある医師、病院のもとを訪れるようにしてください。
日常的な注意点としては、食生活に関することが挙げられます。症状が進行すると嚥下障害を生じやすいので、食事はゆっくりと時間をかけて、飲み込みやすいものを食べるようにしてください。自律神経障害による便秘については、食物繊維の多いものを摂ることで症状の緩和が期待できます。食事のわずらわしさから経口による栄養摂取が減り、低栄養の状態に陥ると、感染症のリスクが高まります。あわせて自律神経の問題も悪化することが多いのでご注意ください。
運動機能の障害が進行すると、徐々に歩行が困難になります。転倒による怪我のリスクもあるので、外出の際はできるだけ付き添いの方を伴うようにしてください。比較的初期の段階で手先の作業が上手くできなくなる患者さんが多いので、発病後は車の運転は控えてください。

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