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網膜色素変性症 Q&A

網膜色素変性症を発症すると失明してしまいますか?
必ずしも失明するとは限りません。
視力の悪化も含めて病状の進行が遅いため、高齢になってからも日常生活にほとんど支障の出ないケースもあります。
鍼治療はそうさせないためのものです。早期に治療させることをお勧めします。
網膜色素変性症は遺伝しますか?
遺伝による発病が確認されています。
ただ、遺伝子との因果関係については不明な部分も多く、近親者に発病している人間がいない場合でも発病するケースがあります。
逆に、親が発病しているからといってその子が必ず発病するとは限りません。
進行を遅らせる方法は?
目に対する日頃の気配りが大切です。
具体的には、サングラスを着用して強い日差しを避けたり、適度に目を休める習慣を身につけるなど、目に負担をかけない生活が求められます。
治療薬はありますか?
根本的に病気を治す治療薬はありませんが、症状に応じて暗順応改善薬(ヘレニエン)、ビタミンA、循環改善薬などが処方されることがあります。
ただ、あくまでも対処療法が主で、投薬によって病気の進行が遅くなるとは限りません。
医療費の助成を受けることはできますか?
矯正視力が0.6以下で視野の障害がある場合、医療費助成制度を利用することができます。
本人の申請によって医師が「難病患者診断書」、「網膜色素変性臨床調査個人表」を作成し、その書類を担当窓口に提出することで手続きが行なわれます。
また、視力障害の程度によって障害者認定を受けることも可能です。
網膜色素変性症の患者さんは日本にどのくらいいますか?
網膜色素変性症は4000人から8000人に一人の割合で発症する病気だといわれています。ですから、日本には約1万人~2万人の患者さんがいることになります。
遺伝性のものが約半数だといわれていますが、残りの半数については原因がよく分かっていません。
発病後の経過は?
病状の進行には個人差があります。
ただ、網膜色素変性症は進行の遅い病気なので、急激に症状が悪化する例はほとんどありません。
失明のリスクもある病気ですが、そこまで悪化する例は稀で、完全に視力を失うのは250人に1人(0.4パーセント)だといわれています。
発病後も車の運転は可能ですか?
視野狭窄、夜盲などの症状があらわれていても、両眼の視力がどちらも0.7以上あれば免許の取得(更新)が可能です。
両眼いずれか一方の視力が0.7以下の場合は、150度以上の視野が求められます。
運転の可否については、免許の有無に関わらず、症状に応じて患者自身が適切な判断をすることが大切です。
サプリメントの効果は?
サプリメントについては、「眼に効く」、「視力が回復する」といった類の広告を見かけますが、科学的に効果が実証されているものは少ないようです。
栄養面から改善を考えるのであれば、やはり医療機関で診察を受けて、ビタミン剤を処方してもらった方が無難だといえるでしょう。
もちろん、サプリメントの方が高価だから効く、といったこともありません。
就職、仕事への影響は?
網膜色素変性症は数十年に渡って闘病の必要な病気ですから、自分の携わる仕事についても長期的に考える必要があります。
視力の良好なうちに前もって資格を取得する患者さんも多いようです。
発病後、手先の技術が要求される仕事や、現場仕事全般は徐々に難しくなっていきます。
事務仕事などは視力が悪化しても可能なものが多いですが、パソコンを使った仕事は眼に負担をかけないための工夫が必要になります。
障害者枠の採用もあるので、求人の際に検討してみましょう。
当院の患者さんでも若年層の患者さんは転職を考える方が多いですね。高齢者になると進行度に応じて退職を考える方が増えています。
リハビリは可能ですか?
視力障害に対しては、眼球運動訓練など視力回復のトレーニングが実施されています。
ただ、日本ではまだ取り組みが普及しておらず、指導する立場の専門家も不足しています。
リハビリを検討されるのであれば、医師から施設を紹介してもらうとよいでしょう。
ただし、視力回復の名目で実践されている民間療法の中には、効果の実証されていないものが少なくありません。
必ず実績のある専門家のもとで指導を受けるようにしましょう。
当院でも鍼治療後眼の周囲の圧迫をし循環促進を心掛けています。
レーシックによる治療は?
網膜色素変性症の患者さんでも、検査の結果レーシック手術に適応していると判断されれば、 通常通りの治療を受けることができます。
ただし、レーシックによって近視や乱視が改善されても、網膜色素変性症による視力障害は残るようです。
網膜色素変性症の治療とレーシックは別物として考えた方がよいでしょう。

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