筋萎縮性側索硬化症の診断

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筋萎縮性側索硬化症の診断

現在、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を特定する検査方法はありません。いくつかの症状から総合的に診断を下す必要があります。最もよく見られる例として、まず初期症状として手足の指先に力が入らなくなり、その病状が他の部位へと進行していく場合に筋萎縮性側索硬化症(ALS)の発症が疑われます。この他、筋肉の表面が小さく痙攣する(筋線維束攣縮)や、喋りにくい、飲み込みにくいなど、舌や口の中の筋肉に対する違和感(球症状)などが表れた場合、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の疑いが強くなります。

早期に診断を下すための検査としては、筋肉に細い針を刺して筋肉の活動を調べる「筋電図検査」が有効です。この検査方法であれば、自覚症状がない場合でも異常を検出できるため、より早期の診断が可能となります。この他の検査方法としては、血液検査、MRI、髄液や筋肉組織の検査などが挙げられます。

診断の際は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)に似た病気の可能性を排除するため、多角的、総合的な診断が求められます。また、血液検査や画像診断では異常を発見できないケースも多いため、医療従事者は症状や検査結果などをよく考慮して、慎重な判断を下す必要があります。早期の発見、そして治療が生命予後を大きく左右することになりますから、万が一、自覚症状が表れた場合は早急に診察を受けることが望まれます。ちなみに、筋萎縮性側索硬化症(ALS)として診断を受けた場合には、医療費など多くの面で国から助成を受けることができます。

1. 成人発症である

2.経過は進行性である

3. 神経所見

・上位運動ニューロン障害:錐体路症状・・・深部腱反射亢進、病的反射陽性( バビンスキー反射)

・下位運動ニューロン障害:筋萎縮、 繊維束 攣縮 、筋力低下

・球麻痺症状:舌の萎縮、構音障害、嚥下障害

・神経伝導検査 ( 伝導の速度と活動電位を調べる )

・・・運動線維のみで活動電位が低下し、伝導速度・・・運動神経は病状の進行に従い遅くなります

感覚神経は正常

4.筋電図 (筋肉に針状の電極を刺し、筋肉が発する電気をグラフにして見ます)

・・・ALSでは異常な波形が出ます

5. 筋生検 (筋肉を少し取って顕微鏡で観察します)・・・ALSでは神経原性変化がみられる。

6. 鑑別診断

・他覚的 感覚障害 、眼球運動障害、膀胱直腸障害、 褥瘡、 小脳症状、錐体外路症状などの症状が存在する場合は ALS とは診断できません。

・変形性頸椎症、頸椎後縦靭帯骨化症、腰部脊柱管 狭窄 症などの脊柱疾患は、レントゲン撮影や MRI により除外することができます。

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